世界の水事情について

日本は、豊かな水源に恵まれています。水道をひねれば水がいつでも使え、水不足が起きるのも、雨量の少ない一定の地域に限られていることが多く、そのための対策もなされています。

 

そのため、ついつい水に関しては常に豊富にあるもの、というイメージを持ってしまいがちですが、世界的にみればその状況もかわってきます。

 

旅行によく行かれる方はご存知かもしれませんが、海外で安心して水道水を飲める国、というのは非常に限られています。基本的には海外では、ボトリングされた水を飲むほうが安全です。

 

水が不足してる世界

 

さらに世界では7億人以上の人が、水不足のために満足に水を飲んだり使ったりできない状況にいます。水不足の問題は、単純に生活に必要な水が供給されないというだけでなく、食糧危機を招いたり、深刻化すれば国同士の争いの誘因となりかねません。それくらい水とは貴重なものなのです。

 

この先砂漠化が進み、温暖化の影響が出てくると思われる中、人口もまだまだ増加するとなると、世界的にはますます水不足になると考えられます。

 

現在好きなだけ水を消費しているといっていい先進国は、資源としての水消費を考え直す時期にきているといっていいでしょう。節水の他、水を汚染しない取り組みも重要です。